夫婦でせっせときものを着るようになって、もうすぐ丸4年になります。
木綿きものを軸に、「着ることの心地よさ」そのものを楽しむという、お気楽な「普段きもの暮らし」ですが、そんな私たちを見た身近な人達の中で、「自分も着てみたい」という人が少しずつ増えているのも、喜びです。
一昨年の師走のこと。
特別養護老人ホームで施設長をしている30歳代半ばの男性Yさんが、
「お正月にきもの姿で、入所されている高齢者の皆さんと新年を祝いたいのですが・・・」
と、わが家に相談に来られました。
まずは手持ちの一式をお貸しして、着付けを特訓しました。
元日の「きものデビュー」は高齢者の方や職員の皆さんから大好評だったこともあり、「ぜひ『マイきもの』を作りたい」とYさん。
そこで、かねてからお世話になっている「きものサロン凛」さんに案内しました。
大阪・梅田という交通至便な立地で、反物や帯、小物まで、予算に応じて好みに合う品々をじかに見て、触れて、選べるのが、「凛」さんの魅力ではないでしょうか。
Yさんも、「凛」さんのご主人からアドバイスを受けながら、納得のお誂えデビューを果たすことができました。
かく言う私は、仕事はどうしても洋服ですが、帰宅後や休日は基本的にきもの。
たすきがけで台所に立ち、夫婦でのちょっとした外出はもちろん、旅行もきもので出掛けます。
道楽のハーモニカ(ブルースハープ)を、きもの姿で演奏することもあります。
「普段きもの」の自在さ、です。
ブログ 「はもにか生活 男のきもの暮らし」http://koniharp.blog118.fc2.com