ギャラリー

普段着としての“きもの”

ひょんなことから、今年7月に初めて“きもの”を着た。
まだ4ヶ月も経っていないのに、頗る気に入っている。お天気の良い週末は、早く、きものを着て外出をしたくなる。 “出会い”というのは、本当に不思議で偶々長期出張で大阪の地に3ヶ月半滞在する事になり、週末何気なく中崎町周辺を歩いていたら、小さな呉服屋さんの前を通りかかった。
はじめは浴衣でも買ってみるか、と軽い気持ちで覗き、化繊より綿かなぁ~っと、、その内、綿麻の存在を知り、気がついた頃には、採寸をしていた。
丁度、七夕の日に、人生初めての“きもの“が出来上がって来た! 恥ずかしい気持ちを押さえつつ、帯の結び方、”きもの“の畳み方、などを「凛さん」から親切に教えてもらった。
近所という事もあり、その後は、どんどん素敵なきものが目に入り、季節に合った素材、デザインの”きもの“に手を染める事となる。そして、出来上がったら、すぐに着替え「凛さん」へ行く。
そう、チェックをして貰う為である。
オッケーを貰い、一人プラプラと梅田あたりをぶらつく。
徐々に足を伸ばし、気がつけば京都の街へ早朝からで掛ける様になっていた。
“きもの”を「畏まった、堅苦しい、高価な、気難しい、着難いもの」と思っていたが、所謂“普段着”としても着る事が出来、味わい、快適に、いろいろな着こなしが楽しめる服として、帽子を冠ったり、マフラーをしたり、ブーツと合わせたり、勿論 昔からの素材やデザインを楽しんだり、兎に角、休みの日に、今まで「ジーパンとTシャツ」と同様、普段着としての“きもの”を積極的に楽しみ、“きもの”仲間を増やして、素敵な時間を増やしていきたい。
幸いにも、「凛さん」との出会いが、私の“きもの“人生の始まり!