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私の着物始め

私が着物を着るようになって10年くらいになりますが、そのきっかけとなったのは大好きな母が他界してからでした。
母は日本舞踊を習っていたこともあり、着物を沢山持っていたのでこの着物をこのままにしておくのは勿体ない。
なんとかこれを私が着ようと思ったのですが、いつも着物は母に着せてもらっていた私は自分では着物を着ることが出来ず、習いに行くことにしました。
自分で着物を着られるようになったらそれが楽しくて、着付け教室のお友達と着物でランチに行ったり、お出かけしたりするようになりました。母が生きている頃に一緒に着物を着てお出かけ出来なかったことが残念です。
ある時、着物友達と中崎町を散策している時にガラス越しに見た素敵な男物の角帯に目が釘付けになり、お店に入ったのが凜さんを知るきっかけとなりました。その時に接客してくれたのが凜さんの奥様今朝栄さんでした。
その時に私の中学生時代の同級生に似ていると思ったものの、世の中には似た人が3人はいると言われていたので小心者の私はよう声を掛けずにその場を後にしました。
その後、ご主人からFacebookを通してメッセージを頂き、やはり私の同級生の今朝栄さんだとわかりそれ以来のお付き合いをさせて頂いております。
これもご縁だと感じています。色々なお店を巡り巡った後に、数ある着物屋さんの中で凜さんに出会ったのですから・・・。
凜さんは本物志向のお店なので、私の好みを知った上で私の年齢に見合う着物を見立てて下さいます。
実際、見立てて頂いた着物は周りの方に褒められるので私のテンションも上がります。
今までは何も知らずに自分の好みだけで着物を仕立てていましたが、今では凜さんで安心してお任せ出来ます。
着物の会にもお声を掛けて頂き、皆さんの素敵なお着物姿、こだわりを持って仕立てられたお着物を見られるのも私にとっての楽しみの一つです。

着物に学ぶ

日本の「食」に関する「習わし」が、海外から評価され無形文化遺産に登録された。
それは着物も同じ事だと思う。
日本人は着る物にも、花鳥風月、春夏秋冬を表し、創り手は着る人の事や思いを考えて創る。
またそれを身に着ける人は創った職人さんの思いを大切にして身にまとう。
こうして受け継がれたものは単に技術だけではなく、相手を思いやる心も受け継がれてきたのでしょう。
私が子供の頃、近所に世話役さんの家があり、玄関から入ると正面には立派な天然木の衝立が置いてあった。
いつも光沢のある着物を着ていて子供たちが用事で行くと袖口から飴や、時には小銭を出して小遣いをくれたものだ。
その仕草のカッコ良さや、衣擦れの音は今も記憶に残っている。
私はとてもラッキーだった。
着物を着たいと思った時に「きものサロン凛」さんを知ったからだ。
「凜」さんは丁寧に色々とアドバイスをして商品を選んでくれた。
何よりも店主の着物姿がカッコ良い。
着物にもやはりセンスが必要だ。
もちろん普段着から正式な場面に着る着物もあるので、TPOに合わせて教えてもらった。
帯を締め襟を正せば身も引き締まる。
お気に入りの着物を着る時は、自身の満足はもちろんですが、その着姿を見た他の人にも、何かしら日本文化、着物の魅力を感じてもらえれば嬉しいと思っています。
和食と同じように「自然を尊び」日本人の気質「習わし」を大切に、決して過去に戻るのではなく、これからも着物を着て、良き日本文化を学んでいきたいと思います。

木綿きもの!

きものサロン凜がオープン以来、気軽に着れて、家でお手入れが出来て、初心者は勿論それ以外の方もTPOに合わせて着こなして頂けるきものとして取り扱って来ました木綿きもの!数多くの方に喜んで頂きました!オープン以来仕立て税込みで33,000円~と価格もそのままで頑張って来ましたが、商品代や仕立て代の高騰によりこの度終了させて頂くことにいたします。現在の価格での提供を今回限りとさせて頂きます。是非お運び下さい!店休日はカレンダーでご確認下さい。